序章 まず、一つの画面を見る
ここでは、架空の権限申請画面を短時間だけ見ます。まだ専門用語を使う必要はありません。「なんか変」「分かりにくい」でも構いません。いま持っている言葉を、そのまま残します。
観察の手順
- まず 30 秒だけ画面を見る。
- 最初に目に入ったものを書く。
- 気になった場所と理由を、いまの言葉で書く。
- 答えを調べず、下の「観察メモ」に記録を残す。
観察メモを残す
このメモは、本書を読み終えた後、第 25 章でもう一度同じ画面を見たときに、最初の記録と比べるために使います。第 25 章では、この画面をもう一度見ます。
下の項目をコピーして、テキストエディタ、メモアプリ、ノート、印刷した紙など、自分が後で見返せる場所に残してください。本書のサーバーへ送信する必要はありません。共有端末を使っている場合は、置き場所を確認し、他の人に見られたくない内容は残さないでください。
序章の観察メモ
最初に目に入ったもの:
気になった場所:
なぜ気になったと思うか:
最初に目に入ったもの
画面を見て、最初に視線が向いたものを書きます。正確な名前が分からなければ、「左上の大きい文字」「右側の青いボタン」のような書き方で構いません。
気になった場所
違和感、見づらさ、迷い、逆に分かりやすさを感じた場所を書きます。一つだけでも、複数でも構いません。
なぜ気になったと思うか
理由を推測して書きます。「近いから」「目立つから」「押してよいか分からないから」のような短い言葉で十分です。理由が分からない場合は、「理由はまだ分からない」と書いておきます。
メモを残さなかった場合
ここでメモを残さなかった場合、第 25 章で最初の観察と読後の観察を比べることはできません。その場合は、別の初見画面を使う単独の観察練習として進めます。
画面図を見づらい場合
画面図を見ることが難しい場合は、代替テキストや長い説明を読んで観察しても構いません。ただし、図を見た場合と説明を読んだ場合では、手がかりの受け取り方が変わります。第 25 章で比べるときは、自分がどの方法で観察したかも一緒に残しておきます。
キーボードだけで操作している場合も、同じ項目をメモアプリや紙に書けば進められます。